横須賀女性殺害事件

午後にも逮捕状請求=米兵に対し神奈川県警−横須賀女性殺害事件

US hands over sailor to Japanese
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4590332.stm

The USS Kitty Hawk is based in Yokosuka.

Incidents involving US troops and local Japanese are particularly sensitive because of a 1995 case on the island of Okinawa when three US servicemen raped a schoolgirl.

今日の覚書、集めてみました
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/f682c039b7f07bc37731e664e612bf9a

強盗殺人で21歳米兵を逮捕
http://www.daily.co.jp/newsflash/2006/01/07/200476.shtml

米兵の逮捕状を請求 強盗殺人で神奈川県警

 神奈川県横須賀市の□□会社員□□□□さん(56)殺害事件で、神奈川県警は7日、強盗殺人容疑で、犯行を認めていた米空母乗員の一等航空兵(21)の逮捕状を請求した。逮捕状取得後、身柄の引き渡しを求める方針。
 日米合同委員会で米側の同意が得られれば、7日中にも逮捕する見通し。米兵は大筋で犯行を認めたが動機面の供述はあいまいという。県警は強盗殺人容疑での立件を目指し、詰めの捜査を続けている。
 これまでの調べで、□□さんは3日早朝、横須賀市の雑居ビルで襲われ、財布から紙幣がなくなっていた。
 米兵は事件直後、血が付いた服で米海軍横須賀基地ゲートから基地内に戻ったのが確認されている。血の付いた紙幣も所持し、在日米軍は4日午後、身柄を拘束、衣服などを押収した。
共同通信) - 1月7日13時46分

一等航空兵ウィリアム・リース容疑者(21)


早期の身柄引き渡しを キャンプ瑞慶覧内タクシー強盗事件

 北谷町のキャンプ瑞慶覧内でタクシー運転手が釣り銭を奪われた強盗事件で、県は7日、容疑者が米兵であった場合の早期身柄引き渡しを求めるとともに、綱紀粛正を求める見解を示した。一方、外務省は同日、米側に早期の犯人逮捕と綱紀粛正を米側に要求した。
 県の花城順孝知事公室長は「容疑者を早く逮捕してほしい。仮に容疑者が米兵で米軍側が拘束したなら、県警に速やかに引き渡してほしい。強盗は凶悪事件であり、社会的に重大な事案だと考える」と述べた上で、「横須賀市で殺人事件が起きた直後であり、米軍の綱紀粛正を徹底してもらいたい」と要求した。
 外務省の四方敬之日米地位協定室長は7日、駐日米大使館に対し、横須賀市で海軍兵士が殺人容疑を認めた直後であることを挙げ、犯人の早期逮捕と米軍の綱紀粛正を要請した。外務省沖縄事務所も在日米軍に対し、同様の要請をした。
 基地内で起きた今回の事件は米軍の公務と関係なく、日本人が被害に遭ったケース。外務省沖縄事務所は「日本人が被害者であれば、発生が基地の内外にかかわらず、第一次裁判権は日本側にある」とし、日米地位協定十七条三項に基づき、容疑者は日本側で裁かれるとの認識を示した。
 一方、容疑者が米軍人で基地内で拘束されたとしても、日本側への身柄引き渡し事案として処理されるかは不透明だ。1995年の日米地位協定の運用改善では、身柄引き渡し事案に関する罪種として「殺人または強姦(ごうかん)という凶悪犯罪」と規定する。
 それ以外の「社会的に重大な影響を及ぼす事案」については、「好意的考慮」を払う米側が引き渡しの裁量権をもつ。被害者にけがのない事件でもあり、日米で身柄引き渡し事案と位置付けられるかは予断を許さない状況だ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-9992-storytopic-3.html
琉球新報 2006年1月8日  9:52


「もういや、平和な島を返して」高校生代表普天間高校3年 仲村清子(すがこ)
1995年10月21日



「ヘリコプターはもう、うんざりです」。

私はごく普通の高校3年生です。

たいした言(こと)は言えないと思いますが、ただ思ったことを話します。

この事件を初めて知った時、これはどういうこと、理解できない。こんなことが起こっていいものかと、やりきれない思いで胸がいっぱいになりました。

この事件が このように大きく取り上げられ、9月26日、普天間小学校で、10月5日には普天間高校で抗議集会が開かれました。

高校生の関心も高く、大会に参加したり、様子を見守っていた生徒も少なくありません。

そんな中、私はこの事件について友人たちと話をするうちに、疑問に思ったことがあります。

米兵に対する怒りはもちろんですが、被害者の少女の心を犠牲にしてまで抗議するべきだったのだろうか。彼女のプライバシーは、どうなるのか。

その気持ちは、今でも変わりません。

しかし今、少女とその家族の勇気ある決心によってこの事件が公にされ、歴史の大きな渦となっているのは事実なのです。

彼女の苦しみ、彼女の心を無駄にするわけにはいきません。私がここに立って意見を言うことによって少しでも何かが変われば、彼女の心がかるくなるかもしれない。そう思いここに立って います。

沖縄で米兵による犯罪を過去までさかのぼると、凶悪犯罪の多さに驚きます。

戦後50年、いまだに米兵により犯罪は起こっているのです。

このままの状態でいいのでしょうか。

どうしてこれまでの事件が本土に無視されてきたのかが、私には分かりません。

まして、加害者の米兵が罪に相当する罰を受けていないことには、本当に腹が立ちます。

米軍内に拘束されているはずの容疑者が、米国に逃亡してしまうこともありました。

そんなことがあるから今、沖縄の人々が日米地位協定に反発するのは当然だと思います。

それにこの事件の容疑者のような動物にも劣る行為をする人間をつくりだしてしまったのは、沖縄に存在する「フェンスの中の人々」、軍事基地内の人々すべての責任だと思います。基地が沖縄に来てから、ずっと加害はくり変えされてきました。基地がある故の苦悩から、私たちを解放してほしい。

今の沖縄はだれのものでもなく、沖縄の人々のものだから。

私が通った普天間中学校は、運動場のすぐそばに米軍の基地があります。普天間小学校は、フェンス越しに米軍基地があります。

基地の周りには7つの小学校と、4つの中学校、3つの高校、1つの養護学校、2つの大学があります。ニュースで爆撃機 やヘリコプターなどの墜落事故を知ると、いつも胸が騒ぎます。私の家からは、米軍のヘリコプターが滑走路に降りていくのが見えます。

それはまるで、街の中に突っ込んでいくように見えるのです。

機体に刻まれた文字が見えるほどの低空飛行、それによる騒音、私たちはいつ飛行機が落ちてくるか分からない、そんな所で学んでいるのです。

私は今まで、基地があることはしょうがないことだと、受け止めてきました 。

しかし今、私たち若い世代も、あらためて基地の存在の位置を見返してます。学校でも意外な人が、この事件について思いを語り、皆をびっくりさせたりもしました。それぞれ口にはしなかったけれど、基地への不満が胸の奥にあったことの表れだと思 います。

きょう、普天間高校の生徒会は、バスの無料券を印刷して全生徒に配り、「みんなで行こう。考えよう」と、大会への参加を呼び掛けました。浦添高校の生徒会でも同じことが行われたそうです。

そして、今ここにたくさんの高校生や大学生の人が集まっています。若い世代もこの問題について真剣に考えはじめているのです 。

今、このような痛ましい事件が起こったことで、沖縄は全国にこの問題を訴えかけています。私は今、決してあきらめてはいけないと思います。私たちがここであきらめてしまうことは、次の悲しい出来事を生みだすことになるのですから。  

いつまでも米兵に脅え、事故に脅え、危険にさらされながら生活を続けていくことは、私は嫌です。

未来の自分の子供たちにも、そんな生活はさせたくありません。私たち生徒、子供、女性に犠牲を強いるのはもうやめてください。

私は戦争が嫌いです。

だから、人を殺すための道具が自分の周りにあるのも嫌です。

次の世代を担う、私たち高校生や大学生、若者の一人ひとりが本当に嫌だと思うことを口に出して、行動していくことが大事だと思います。

私たち若い世代に新しい沖縄のスタートをさせてほしい。

沖縄を本当の意味で平和な島にしてほしいと願います。

そのために私も、一歩一歩行動していきたい。

私たち に静かな沖縄を返してください。

軍隊のない、悲劇のない、

平和な島を返してください