反基地運動

辺野古の闘いの実態は北海道、東京はもちろん、沖縄でさえほとんど知られていない。

辺野古の闘い描く記録映画、那覇で上映
2005年11月03日、朝日新聞
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000118888881759
 沖縄県辺野古、韓国・梅香里(メ・ヒャン・ニ)、北海道・矢臼別。日韓の3カ所で反基地運動を続ける住民らの闘いを記録したドキュメンタリー映画「Marines Go Home」(マリーンズ ゴー ホーム、藤本幸久監督)が完成し、那覇市で上映が始まった。

 名護市辺野古では、米軍普天間飛行場の代替移設に反対する住民らを描く。ボーリング作業用の海上やぐらに上がり、体を張って建設調査を阻む姿もとらえた。

 矢臼別では、自衛隊演習場のある原野に40年以上住み、退去を拒み続ける男性を描く。97年からは米海兵隊の実弾砲撃演習も実施されている。

 梅香里では、米空軍射爆場の閉鎖を訴える住民を訪ね、今年8月に閉鎖を迎えた様子も伝える。

 水俣病、炭鉱、戦争をテーマに映画製作を続け94年から北海道に住む藤本監督(51)は「辺野古の闘いの実態は北海道、東京はもちろん、沖縄でさえほとんど知られていない。米軍が結ぶ3カ所で、屈せず、闘う人々を見てほしい」と話す。

 カラー、2時間11分。上映は4日まで那覇市桜坂劇場。12月3〜16日は名護市の名護シアターで。06年以降、東京や札幌市で劇場公開予定。