欧州CIA秘密収容所&移送、人権機関が報告書
日本にも無断寄航、テロ容疑者移送問題
グアンタナモみたいなCIA秘密収容所?
CIA ブラック・サイト
http://panda68.blog31.fc2.com/blog-entry-44.html
2006年06月08日
ポーランドとルーマニアに秘密収容所 人権機関が報告書
2006年4月26日
違法飛行千回以上と報告書 欧州議会
【ロンドン26日共同】米中央情報局(CIA)が欧州域内でテロ容疑者の秘密収容所を設置していた疑惑を調べている欧州連合(EU)欧州議会の調査委員会は26日までに、テロ容疑者移送用のCIA機が2001年から、正規の手続きなしに域内領空を1000回以上も飛行していたとする暫定報告書をまとめた。
AP通信が委員の話として伝えた。実際に移送された容疑者やEU当局者、人権団体関係者らからの聞き取り調査に基づくものだという。
それによると、CIA機は飛行計画などを提出することなく域内を飛んでいたという。実際に容疑者を乗せていたかどうかは不明。
(共同通信) - 4月26日23時21分
ポーランドとルーマニアに秘密収容所 人権機関が報告書
2006年06月08日09時55分
http://www.asahi.com/international/update/0608/005.html
米中央情報局(CIA)がテロ容疑者を秘密収容所などに移送していたとされる疑惑で、欧州46カ国でつくる人権擁護機関の欧州会議(本部・仏ストラスブール)は7日、ポーランドとルーマニアに秘密収容所が置かれた疑いが強いほか、欧州の多くの国が移送拠点として作戦に協力していたとする報告書を公表した。名指しされた国々は「事実に反する」などと反発している。報告書によると、CIAはイラクやアフガニスタンなど中東諸国と欧州各地、キューバの米グアンタナモ基地の間でテロ容疑者の移送に従事していたとみられ、「地球規模でクモの巣のような移送網を築いていた」と結論。飛行経路の分析などからポーランドとルーマニアで容疑者が降ろされたのは明白だとして収容所の存在を指摘した。また両国を含む欧州7カ国が移送に「協力か、黙認していた」と述べた。
さらに報告書は、英国、スウェーデン、ドイツ、イタリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、トルコの7カ国について、正当な手続きを経ずにテロ容疑者を拘束して米当局に引き渡したとして「人権を侵害した」と批判。CIAが移送中の容疑者を裸にしたり、おむつをはかせたりするなど屈辱的な扱いをしていたとも指摘した。
欧州会議は昨年11月に疑惑調査を開始。ディック・マーティー氏(スイス国会議員)が中心となって航空管制記録や衛星写真の分析、容疑者の弁護士からの聞き取りを進めてきた。報告書を発表したマーティー氏は「イスラム社会の怒りに火をつけ、新たなテロリストを生みかねない法的な差別行為がまかり通っていた」と述べた。
秘密収容所の存在を指摘されたポーランドは「事実に基づかない非難」(マルチンキエビチ首相)、ルーマニアは「報告内容は憶測のたぐい」(政府報道官)とそれぞれ否定した。
2006年4月7日
関空にテロ容疑者移送機 CIA疑惑でアムネスティ
【ロンドン7日共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)の調査によると、米中央情報局(CIA)がテロ容疑者の移送に使った航空機が立ち寄った都市・空港の中に、大阪の関西空港が含まれていたことが分かった。担当者が7日、共同通信に明らかにした。
CIAは、国際テロ組織アルカイダの重要容疑者らの移送の際、空港や領空を当該国に無断で使用、通過した疑惑が持たれている。関西空港に容疑者を乗せて来たかどうかは不明だが、担当者は「関西空港が人権侵害を加担する行為に使われた可能性がある」と指摘している。
担当者によると、米アラスカのコールドベイを出発した航空機が2003年8月13日早朝、関西空港に着陸した。
(共同通信) - 4月8日1時15分