スリランカ 解放のトラ

スリランカ
1980年代、タミル・イーラム解放のトラ、分離独立運動

海上で戦闘40人以上死亡 スリランカ北西部沖

 【ニューデリー17日共同】スリランカ政府軍などによると、同国北西部マンナール沖で17日、海軍と反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の船が戦闘となり、政府軍報道官はLTTEの船8隻を沈没させたと述べた。ロイター通信によると、40人以上が死亡、または行方不明となった。
 15日に中部アヌラダプラ県で女性や子どもを含む64人が死亡したバス爆破テロを受け、政府軍がLTTE支配地域を2日間にわたって報復空爆。戦闘は今回、海上に拡大し、危機的状況は一層悪化している。
 報道官によると、LTTEの船数隻が海軍艇を攻撃、海軍の反撃でLTTE側の計8隻が沈没した。海軍側も3隻に被害が出たとの情報もある。
共同通信) - 6月17日23時56分

2006年 6月17日、海軍とLTTE戦闘、40人以上死亡
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2006年 6月15日、バス爆破、64人死亡、犯人不明

バス爆破テロ、64人死亡 解放のトラに報復空爆
 【ニューデリー15日共同】スリランカ軍報道官によると、同国中北部アヌラダプラ県ケビティゴレワで15日朝、多数派シンハラ人住民を乗せたバスが地雷を使ったテロにより大破、女性や子どもを含む64人が死亡、45人が負傷した。同軍は、少数派タミル人の反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の犯行とみて、北部のLTTE支配地域を報復空爆した。
 2002年の政府とLTTEの無期限停戦発効後、LTTEの犯行とすれば、攻撃やテロで一度に一般市民が死亡した数としては最大。内戦再燃の危機がさらに高まった。
 一方、LTTEは関与を否定、テロを非難した。
共同通信) - 6月15日18時51分