オウム麻原松本被告、精神鑑定結果「裁判は可能」

「裁判は可能・訴訟する能力を失っていない」鑑定結果を提出、
 
イギリスBBCニュースのアジア太平洋面トップで報道
BBC NEWS | Asia-Pacific | Japan cult boss 'can face trial'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4731108.stm
Last Updated: Monday, 20 February 2006, 05:50 GMT

松本被告「裁判は可能」 東京高裁に鑑定書提出

 地下鉄サリンなど13事件で殺人罪などに問われたオウム真理教松本智津夫被告(50)=1審死刑、教祖名麻原彰晃=の精神鑑定をしていた精神科医は20日、「被告は拘禁反応状態にあるが、精神障害の水準にはない。訴訟を続ける能力は失っていない」という内容の鑑定書をまとめ、東京高裁(須田賢裁判長)に提出した。
 弁護団はこれまで、「被告が意味ある言葉を発したことは一度もない」と主張。松本被告心神喪失の状態で公判を停止するべきだとしてきた。高裁は近く、松本被告の訴訟能力の有無について判断する。
 鑑定書は「被告が物を言う能力を失っていることを示唆する証拠はなく、コミュニケーション力があることはさまざまな方法で証明されている」と指摘。「初期からあった無罪願望が継続しているとみられる」としている。
共同通信) - 2月20日14時35分



「訴訟能力失わず」=松本被告、偽痴呆の無言−精神鑑定結果・東京高裁

 オウム真理教元代表松本智津夫麻原彰晃)被告(50)=1審死刑=の控訴審手続きで、被告の訴訟能力を判断するため、東京高裁(須田賢裁判長)から精神鑑定の委嘱を受けた精神科医20日、「訴訟する能力を失っていない」とする鑑定結果を高裁に提出した。
 鑑定は、松本被告は長期拘束で生じる拘禁反応状態だが、精神障害の水準ではないと指摘。脳に異常はなく、外見上、痴呆に見える「偽痴呆」性の無言状態と認定した。
 高裁は検察、弁護側双方に意見を聞いて訴訟能力を最終判断するが、鑑定結果から「訴訟能力あり」との従来見解を維持するとみられる。
 弁護側は期限後も控訴趣意書を提出しておらず、今後の対応次第では高裁が控訴棄却を決定し、控訴審が開かれないまま1審の死刑判決が確定する可能性が出てきた。松本被告の裁判は1996年4月の初公判以来、重大な局面を迎えた。 
時事通信) - 2月21日0時0分

1955 - Born in Yatsushiro, real name Chizuo Matsumoto
1987 - Starts Aum Shinrikyo
1994 - First sarin attack
1995 - Tokyo subway attack
1996 - Goes on trial
2004 - Trial ends





<入学拒否>オウム松本被告の三女が勝訴 東京地裁

松本被告三女の入学拒否違法=「安易に誤った判断」−和光大に賠償命令・東京地裁

 試験に合格したのに入学を許可しないのは差別に当たるとして、オウム真理教元代表松本智津夫麻原彰晃)被告(50)の三女(22)が、和光大(東京都町田市)を運営する学校法人和光学園を相手に350万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(野山宏裁判長)は20日、「入学不許可を安易に判断した」と述べ、大学側に30万円の支払いを命じた。 
時事通信) - 2月20日16時0分