代用監獄、幻の刑事施設法案の条項

「漸減条項」代用監獄を漸次少なくする刑事施設法案の条項

2006年04月11日、幻の「代用監獄の漸減条項」
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/d810776548a784d97bce46f6a6eec664
2006年04月12日、幻の「漸減条項」を問う
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/d0f2346d7dafe0fb90e5e090822454e6

金曜日には「採決」と・・・へこたれずに声をあげ続けていただきたい。
 
なぜに警察の留置所をドンドン作っちゃうのかな。
http://d.hatena.ne.jp/knt68/20060405/p1
http://d.hatena.ne.jp/knt68/20060201/p3
http://d.hatena.ne.jp/apanda/searchdiary?word=%c2%e5%cd%d1%b4%c6%b9%f6
 

2006年4月12日、東京新聞
 
幻の『漸減条項』 代用監獄
法務省担当官『準備は進めてきた』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060412/eve_____sei_____000.shtml
 今国会に提出された刑事施設・受刑者処遇法改正案に、留置場を拘置所代わりに使う「代用監獄」を減らすという文言が入っていないことが、野党などからの反発を招いている。
 かつて旧刑事施設法案の立案作業に携わった鴨下守孝・元法務省大阪矯正管区長は十一日、衆院法務委員会で参考人として証言。政府が以前、廃案となった旧法案の付則に、代用監獄を将来少しずつ減らす「漸減条項」を入れる方向で準備を進めていた事実を明らかにした上で、今回の法案に盛り込まれていない点について「あれ、どうしたのかな、という気持ちが正直あった」と述べた。
 代用監獄をめぐっては、法制審議会が一九八〇年の答申に、「将来、刑事施設の増設に努めて、刑事留置場に収容する例を少なくする」とした、代用監獄の漸減条項を付記していた。
 旧法案は、一九八二年から九一年にかけて三度にわたり国会に提出され、廃案になったが、いずれも漸減条項が盛り込まれることはなかった。
 しかし、法務省矯正局の調査官などを歴任し、旧法案の立案作業に携わった鴨下氏によると、三度目の廃案が決まった九三年以降、法務省は四度目の提出を目指して修正案づくりに着手。
 この中で、付則に新たに漸減条項を盛り込むことで警察庁などと合意し、修正案文を作成したが、同年、法案成立に積極的だった自民党が野党に転落し、最終的に再提出を断念したという。
 代用監獄に対しては、「冤罪(えんざい)の温床」との批判が根強くある。だが今回の改正案には代用監獄廃止への道筋を示す文言は一切なく、「恒久化につながる」との指摘も出ている。