チャドがスーダンに国交断絶を

東アフリカ情勢
複雑だったのが もっと複雑に。

チャド、スーダンとの国交断絶を表明
2006年04月15日02時36分
http://www.asahi.com/international/update/0415/002.html
 チャドのデビ大統領は14日、首都ヌジャメナで「今朝の閣議で、反政府の武装勢力を支援するスーダン政府との国交を断絶することを決めた」と述べた。AFP通信などが報じた。また、親チャドの中央アフリカ政府も同日、「スーダンの侵略行為を非難する」としてスーダンとの国境閉鎖を表明した。
 チャドでは、スーダン西部ダルフール地方を拠点とする反政府勢力「変化のための統一戦線」(FUC)が、5月の大統領選を前に政府への武力攻撃を激化させており、13日には首都でも戦闘があった。チャド政府によると、FUCと政府軍の戦闘でこれまでにFUCを中心に400人以上が死亡したという。チャド政府は、スーダンがFUCを支援していると批判してきた。
 一方、スーダン政府もこれまで、ダルフールの反スーダン政府勢力をチャド軍が支援していると非難していた。



「反政府勢力支援」チャドがスーダンと断交
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060414id21.htm
 【ヨハネスブルク=角谷志保美】アフリカ中北部チャドからの報道によると、同国のデビ大統領は14日、隣国スーダンとの断交を発表し、スーダン外交団の国外退去を命じた。
 大統領は、スーダンがチャドの首都ヌジャメナを13日に襲った反政府勢力を支援していると非難していた。
 AP通信によると、デビ大統領は国連やアフリカ連合が迅速に対応しなければ、国内にいるスーダン難民20万人を追放するとも語った。スーダン側は反政府勢力への関与を否定している。
(2006年4月15日0時22分 読売新聞)