スーダン・ダルフール、国連とAUの合同調査団受け入れ

やっと動き出すのか?ダルフール
PKOAUの 1万4000人の部隊派遣へ

PKO視察団受け入れ スーダン、国連発表
 【ニューヨーク25日共同】国連報道官は25日の会見で、スーダン政府が国連とアフリカ連合(AU)の合同視察団受け入れに同意したと発表した。視察団は政府系民兵による住民虐殺などで「世界最大の人道危機」といわれる同国西部ダルフール地方への国連平和維持活動(PKO)部隊派遣をにらみ、予備調査に当たる。6月上旬までに現地入りする見通し。
 スーダンのバシル大統領は視察団を拒んでいたが、国連の調停役として首都ハルツーム入りしたブラヒミ元国連事務総長特別顧問の説得などで軟化に転じた。「受け入れ国の反対」という部隊派遣の最大の障害が少なくとも当面は取り除かれたことになり、国連は今秋以降のPKO展開に向けた作業を加速する。
共同通信) - 5月26日6時36分



最大1万4000人の部隊想定 ダルフールPKOで米大使
 【ニューヨーク25日共同】ボルトン国連大使は25日の上院外交委員会で、国連が検討しているスーダン西部ダルフール地方での平和維持活動(PKO)について「最大1万4000人」の部隊規模を想定していると証言した。ニューヨークの米国連代表部が証言録を公表した。
 証言録によると、大使はダルフールPKOへの米国の貢献について「詳細に立ち入るのは時期尚早」とした上で「必要に応じ、北大西洋条約機構NATO)と米国の要員、装備活用に応じる用意がある」と述べた。
 部隊の実際の展開には6−9カ月かかると見込まれていることについては「米国としては時間がかかり過ぎるように思える」と語った。
共同通信) - 5月26日9時12分

 

ダルフールで「重大な人権侵害」=政府も戦争犯罪に加担アムネスティ報告
 【ロンドン23日時事】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は23日、2005年の世界の人権状況をまとめた年次報告書を公表した。政府と反政府勢力による戦闘が続くスーダン西部のダルフール情勢について、住民虐殺やレイプなどの「重大な人権侵害」が依然行われていると述べるとともに、これらの行為には民兵だけでなくスーダン政府もかかわっていると非難した。

時事通信) - 5月23日21時1分



スーダン、チャド緊迫 ダルフール和平さらに混沌 - 産経新聞2006年4月20日

ダルフール紛争 国連部隊受け入れ反発 スーダン政府「内政干渉」 - 産経新聞2006年3月10日