バンコク新国際空港、パタヤビーチへようこそ

タイ、東南アジア最大級の新国際空港オープンへ
http://www.thaidomainname.com/underconstruction/

スワンナプーム空港を訪ねて - バンコク新国際空港
http://www.ichioshi.org/index_top/mainichi/suvarnabhumi/suvarnabhumi.htm

【タイ】タイ航空、東南アジア最大級の貨物施設
 タイ国際航空(THAI)は、9月28日に開港予定のバンコク新国際空港(スワンナプーム空港)に東南アジア最大級となる貨物ターミナル施設をオープンする。投資額は38億バーツ。タイをアジアの航空ハブ(拠点)とする政府方針に合わせ、航空貨物事業の強化を目指す。
 5日付ネーションなどによると、新空港の貨物・郵便ターミナルは面積15万2,000平方メートル。バンコク国際空港(ドンムアン空港)に比べ1.5倍の規模に広がり、単一の貨物ターミナルとしては東南アジア最大となる。ターミナルは機能別に国際貨物、国内貨物、郵便センターの3区画に分けて整備している。
 国際貨物ターミナルの年間取扱能力は96万6,000トン。取り扱い貨物は、◇自社と提携航空会社◇顧客の航空会社◇食品◇速達サービス──の4部門に分けて処理する。国内貨物ターミナルは保税区外に、郵便センターは旅客ターミナルビル周辺に設置される。
 新空港全体では、貨物・郵便取扱量は年間130万トンが見込まれ、2010年までに160万トンに増加すると予想される。タイ航空は2010〜14年に、国際貨物ターミナルの取扱能力を120万トンまで増強する計画。昨年のドンムアン空港での貨物取扱量は、顧客航空会社の貨物も含め、前年比7%増の 84万1,000トンだった。
 
 ■電子製品の物流センターも
 また、タイ航空は電気・電子分野の製造業向けに新空港で物流センターの設置も計画している。外国商社と合弁企業を設立し、1億バーツを投じて保税区に倉庫を建設する予定。軽量で高額なコンピューター部品などを扱い、輸出向け貨物の免税措置を利用して国際的な物流拠点化を狙う。
 チャンチャイ・マネージングディレクター(貨物・郵便部門担当)は「新空港の物流事業を開発、強化する第一歩」とし、同社の貨物事業の売上高を6.5%押し上げると期待する。
 タイ航空は昨年前半に原油高などで業績が悪化し、経営再建に取り組んでいる。旅客、貨物部門ともに新空港の開港をてこに強化したい考え。2005年度(04年10月〜05年9月)業績は純利益が前年度比32.7%減の67億7,000万バーツに落ち込んだが、06年度は純利益が180億バーツに回復すると見込んでいる。
(NNA) - 7月6日8時9分