アフガニスタン戦争中

平成18年7月5日
日本・アフガニスタン首脳会談
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/07/05afgn.html

米主導の多国籍軍アフガニスタンタリバン約40人を殺害

 [カブール 17日 ロイター] アフガニスタンに駐留している米軍主導の多国籍軍は、旧支配勢力のタリバンのメンバーが会合のため集まっていたところを攻撃し、およそ40人を殺害した。米軍当局が明らかにした。
 フィッツパトリック中佐が発表した声明によると、爆弾製造グループを含む約50人のタリバン勢力がウルズガン州の建物に集まっていたところを、多国籍軍が16日に攻撃した、という。同中佐は「建物は大破した。会合参加者のほとんどが死亡したと予想している」としている。
 
(ロイター) - 6月18日18時49分

アフガン タリバン攻撃激化 1週間で300人死亡、学校も標的に

 【バンコク=岩田智雄】アフガニスタンで旧支配勢力タリバンによる攻撃が激化している。フランス通信(AFP)によると、最近一週間の戦闘などの死者は約三百人にのぼり、イラクでの同時期の死者数を上回っている。タリバンはまた、近代教育を進めようとしている学校への襲撃も繰り返している。
 アフガン駐留米軍などは二十一日夜から二十二日朝にかけて、南部カンダハル州でタリバン残存勢力の拠点を空爆、約八十人を殺害した。付近では最近、米軍などの駐留軍とタリバンとの戦闘が続いており、十九日には双方に約百人の死者が出た。死者の大半はタリバン武装勢力だが、米国、カナダ、フランス、アフガン政府軍の兵士も犠牲となっている。
 タリバンはまた、女子教育や近代教育を実施する学校も標的にしている。今月十五日、バルフ州で学校の女子教室に爆弾が投げ込まれ、教師一人と女子生徒五人が負傷。翌日には同じ地域の別の学校が放火された。学校への襲撃事件は昨秋以降、数十件にのぼるとみられている。
 タリバンは二〇〇一年の政権崩壊前、極端なイスラム原理主義に基づき、女性から教育の機会を奪うなどの社会政策を実施していた。
 このため、タリバン残存勢力は米国主導で進むアフガン再建に激しく反発しており、タリバンのダドゥラー司令官はアフガン・イスラム通信に、カンダハル州など南部四州には一万二千人のタリバン兵がおり、千二百人の自爆テロ要員がいると豪語している。
 こうした状況に、アフガンのカルザイ政権は、タリバンを生んだ隣国パキスタンへの反発を強めている。
 カルザイ大統領は最近、「パキスタンマドラサ(宗教学校)ではいまも、ジハード(聖戦)のためにアフガニスタンへ行き、学校や病院を焼き払えという教育が行われている」と非難。スパンタ外相も、国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者について「パキスタンに住んでいることは確かだ」としたうえで、「パキスタンは拘束できるのにやる気がない」と述べパキスタン政府の対応に強い不満を表明している。
産経新聞) - 5月23日3時10分

タリバン掃討へ大規模作戦 1万人超投入

 【ニューデリー14日共同】AP通信によると、アフガニスタンに駐留する米軍主導の多国籍軍は14日、1万1000人以上の兵員を15日からアフガン南部4州に投入し、旧政権タリバンの残存武装勢力掃討のための大規模作戦を実施することを明らかにした。
 参加人員では、2001年にタリバン政権を崩壊させた作戦以来、最大規模となる。米軍のほかアフガン国軍、英軍、カナダ軍が参加し、タリバン兵の活動が活発で治安の悪いカンダハル州などに展開する。
 米軍報道官は「治安上の脅威を取り除き、政府軍、政府機関、人道支援団体が必要な職務を遂行できるよう条件を整えるのが目的だ」と語った。
 多国籍軍タリバンの残存武装勢力の戦闘では、5月半ばから約550人の武装勢力メンバーを殺害、多国籍軍側も少なくとも9人が死亡した。
 7月か8月には北大西洋条約機構NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF)がアフガンでの指揮権を引き継ぐ予定で、今回の作戦はNATO部隊の安全確保の準備の意味もある。
 また14日、東部パクティカ州で、多国籍軍とアフガン国軍の部隊がタリバン武装勢力と戦闘し26人を殺害、タリバン側のロケット砲撃で市民4人も死亡した。
共同通信) - 6月15日0時24分