イラク、米兵、女性暴行

イラク一家殺害、女性暴行の共犯で米兵5人訴追

2006.07.10
Web posted at: 10:49 JST

  • CNN

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200607100003.html
(CNN) イラク首都バグダッド南方のマハムディヤでイラク人一家4人が殺害され、うち女性1人が生前に暴行を受けていた事件で、米軍は9日、現場近くにある基地の米兵5人を共犯者として起訴したと発表した。同事件ではすでに、米連邦捜査局FBI)が主犯とされる元上等兵を起訴している。

5被告のうち4人は犯行に加担し、1人は犯行の報告を怠ったとされる。被告の名前は公表されていない。国防当局者がCNNに語ったところによると、現在も全員がマハムディヤの基地に配置されているが、武器を没収され、当局の監視下に置かれている。

上等兵、スティーブン・グリーン被告に対する訴状などによると、同被告は今年3月、兵士3人とともに、マハムディヤの検問所近くの民家に侵入し、イラク人男女と子どもを殺害。さらに女性1人を暴行、殺害した。この間、兵士1人が見張りに立っていたという。グリーン被告は事件後、人格障害を理由に除隊され、帰国後に通常の刑事裁判を受けている。6日の予備審理では無罪を主張した。

暴行を受けた女性の年齢は、グリーン被告の裁判では25歳前後とされている。一方ロイター通信は9日、身分証明書や死亡診断書に記載された生年月日から、14歳だったことが判明したと伝えた。