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イスラエル軍撤退後に部隊展開=ヒズボラ出身の閣僚も支持−レバノン
 【エルサレム7日時事】ベイルートからの報道によると、レバノン政府は7日の臨時閣議で、イスラエル軍の撤退を条件に、イスラムシーア派武装組織ヒズボラが事実上治安権限を握る同国南部に1万5000人規模の部隊を展開させることを決定した。ヒズボラ出身の閣僚も賛成した。
 レバノン政府が南部での部隊展開を明言したのは初めて。レバノン軍は展開に際し、予備役を招集して要員を確保する方針という。 
時事通信) - 8月8日9時0分



レバノン国軍1万5千人、南部展開を閣議決定
 【ベイルート=柳沢亨之】ヒズボライスラエル軍の戦闘をめぐり、レバノン政府は7日夕、閣議を開き、イスラエル軍レバノン南部撤退を条件に、対イスラエル国境地帯を含む南部一帯へレバノン国軍兵1万5000人を展開することを全員一致で決めた。
 アリディ情報相が同日夜、発表した。
 閣議にはヒズボラ政治部門所属の閣僚2人も出席、決定に同意した。
 レバノン政府は7日のアラブ連盟外相会合で、イスラエルの南部撤退を柱とした独自の包括停戦案について全会一致の支持を得た。レバノン政府としては、8日の国連安保理会合を前に最大限の譲歩を示すことで、米仏両国の停戦案を自らの案に近い形で修正するよう、安保理各理事国に圧力をかける狙いとみられる。
(読売新聞) - 8月8日13時49分