クラスター爆弾も使ってた

停戦して徐々に色々な事がわかってきた。レバノン南部戦線異常あり
民間人居住区にクラスター爆弾も使ってた
 
クラスター爆弾 【大量破壊兵器
劣化ウラン弾放射能汚染弾丸】
バンカーバスター劣化ウラン弾搭載可能 地下貫通誘導特殊貫通爆弾】
 
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不発弾処理

不発弾が復興の妨げに
レバノン市民の被害続出
http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/kok/20060821/mng_____kok_____000.shtml
http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20060821/mng_____kok_____000.shtml
 【エルサレム=浜口武司】イスラエルイスラムシーア派民兵組織ヒズボラの停戦が発効し、レバノン南部の住民が続々と故郷の町に戻るにつれ、イスラエル軍の残した不発弾が住民たちの新たな脅威となっている。国連は投下された爆弾の1割に当たる8000−9000発が、不発弾として建物のがれきや地中に眠っている可能性を指摘しており、南部の復興を妨げる一因となりそうだ。
 英BBC放送によると、国連地雷対策サービス部(UNMAS)南レバノン事務所のクリス・クラーク代表は「これまでに小型爆弾が30カ所で見つかった。最終的には100カ所を超えるとみられる」と明らかにした。イスラエル軍は多数の小型爆弾を内蔵した「クラスター(集束)爆弾」を使用したとされ、かなりの小型爆弾が不発弾として残されているという。
 レバノン警察当局によると、これまでに不発弾が原因で6人が死亡、13人が負傷した。
 クラーク代表は、UNMASの従来の任務であるイスラエル軍が2000年までの占領時に埋設した地雷の処理よりも、不発弾の処理を優先する方針を示唆。「6カ月以内に状況を把握し、1年で不発弾処理を終えたい」としている。
 一方、米国の国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は、イスラエル国際法に違反し、住民の居住区域で無差別攻撃につながるクラスター爆弾を使用したと非難。ロイター通信によると、レバノン南部ティブニンの病院敷地で数百発の不発弾が確認されたほか、ナバティエやベイトヤフーンでも不発弾が見つかったという。
 これに対し、イスラエルクラスター爆弾を居住区域で使用したかどうかについては言及せず、「すべての武器は国際法にのっとって使用されている」と述べ、違法性を認めていない。

レバノン停戦>大量不発弾に立ち入り禁止措置必要…HRW
 【ワシントン和田浩明】レバノン紛争の停戦発効に伴い避難民の帰還が始まる中、同国南部にクラスター爆弾の子爆弾など大量の不発弾が残っているとして、国際人権擁護団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW、本部ニューヨーク)は15日、危険地域の確定や立ち入り禁止措置が早急に必要だと指摘した。HRWは、イスラエル軍イスラムシーア派民兵組織ヒズボラに対し、攻撃した地域や武器に関する情報を地元当局や国連当局に提供するよう呼びかけている。
 HWRによると、イスラエル軍は約1カ月の紛争期間中に、国境地帯を中心に毎日200〜300発の空爆と2000発前後の砲撃を行い、ヒズボラ不発弾率の高い迫撃砲を多数使用した。
 対テロ戦争の一環で米主導の多国籍軍が進攻したアフガニスタンイラクでも不発弾による民間人の死傷が問題になっており、HRWでは「早急に対処しなければレバノンでも大きな被害が出かねない」と警告している。
 レバノンでは75年から15年間続いた内戦期間中の不発弾や地雷による被害が問題になっており、05年までに4000人近くが死傷したという。国境地帯を中心に今も40万発の地雷が残っていると言われる。
毎日新聞) - 8月16日18時37分

イスラエルクラスター弾を使用 レバノン民間人居住区に
2006年7月28日
 【ベイルート高橋宗男】レバノンへの軍事攻勢を強めるイスラエル軍が国境付近の民間人居住地域に向け、一つの砲弾から大量の子爆弾を広範囲に拡散させる「クラスター弾」を撃ち込んだ疑いが強まっている。レバノン南部国境付近で負傷したレバノン人男性は27日、「地下室に落ちてきた小さな爆弾が爆発した」と毎日新聞に証言した。今月12日のイスラエル軍の攻撃開始後、レバノンで調査を続けている国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)は「民間人居住区へのクラスター弾の使用は国際法に抵触する可能性がある」とイスラエル軍を非難。市民を巻き込む形の無差別攻撃に対する懸念が強まっている。
 レバノン南東部のイスラエル国境に近いブリダ村の運転手、アフマド・アリさん(45)によると、イスラエル軍の砲撃を避け、自宅の地下室に避難していた19日午後3時ごろ、破損した天井から小さな爆弾が転がり込み爆発。室内にいた16歳から1歳の子供7人を含む12人全員が負傷したという。アリさんは21日にベイルートに運ばれたが、両足を切断した。
 レバノンで人道的見地からの被害調査を実施しているHRWもアリさん一家から聞き取り調査を行い、クラスター弾による被害とみている。HRWは国境のイスラエル側で子爆弾88個を内蔵する米国製砲弾「M483A1」が配備されているのを確認、写真撮影した。
 HRWのピーター・ボカート緊急事態担当部長は毎日新聞に「クラスター弾は子爆弾を広範囲に拡散させる無差別兵器だ。民間人居住区での使用はジュネーブ条約に抵触する可能性が濃厚」と指摘し、イスラエルに民間人居住区へのクラスター弾の使用中止を求めた。
 同氏はまた「米国によるイラク戦争などでは民間人被害が出た場合でも一定の軍事的意図が読み取れた」としたうえで、「レバノン南部やベイルート南部での家屋やビルの徹底的な破壊はヒズボラへの攻撃という目的をはるかに超えており、イスラエル側がどのような軍事目的を有していたか理解に苦しむ」と指摘。イスラエル軍による無差別攻撃を示唆した。
 イスラエル軍は「クラスター弾国際法で使用が認められた通常兵器で、国際的な基準にのっとって運用している」と反論。使用については認めたが、使用地域の特定は拒んでいる。
 【クラスター弾】 親爆弾が一定の高度で開き、内包された多数の子爆弾が飛び散って人間や車両を破壊する集束爆弾。ベトナム戦争から米軍が使い始め、湾岸戦争コソボ紛争アフガニスタン攻撃、イラク戦争などで使われた。子爆弾の不発率が高く、拾った民間人を殺傷する危険性が高いことから“第2の地雷”と呼ばれ、赤十字国際委員会などは「非人道的兵器」として規制を求めている。日本を含む56カ国が保有
 
毎日新聞 2006年7月28日 18時14分