鳥インフルエンザ

「人から人へ感染力なし」 タイ北部の鳥インフル
 タイ北部ナコンパノム県とピチット県の家禽で確認された鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の集団感染について分析していたチュラロンコン大学の研究者は18日、一部遺伝子に変異があったが、人から人に感染するほどの感染力はないという結果を発表した。ロイター通信が伝えた。ナコンパノム県のウイルスは中国南部で昨年流行したウイルスと似ており、国連食糧農業機関(FAO)は中国からラオスを経由してタイに広がった可能性を指摘している。(バンコク支局)
産経新聞) - 8月19日8時2分

感染力強いタイプ誕生か タイで鳥インフル再燃
 【バンコク18日共同】昨年12月以来の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)により7月末以降、2人が死亡したタイで、非常に感染力が強く致死率も高い新たなタイプの同型ウイルスが存在する可能性が出ている。感染した家禽(かきん)を調査した国連食糧農業機関(FAO)が18日までに明らかにした。
 FAOアジア太平洋地域事務所(バンコク)によると、タイでは7月23日に北部ピチット県で家禽へのH5N1型ウイルスへの感染を確認。さらに、同28日には東北部ナコンパノム県でも感染が確認された。
 これらの家禽を分析した結果、ピチット県では致死率が10%程度だったのに対し、ナコンパノム県では最大94%に及んでおり、感染力にも大きな差があることが分かった。
2006年08月18日

米で弱毒?鳥インフル検出 緊急会見で発表
2006年08月15日
 農務省は14日、ミシガン州の野生のコブハクチョウ2羽から、弱毒型とみられる鳥インフルエンザウイルスを検出し、確認検査を進めていると発表した。
 米国にまだ上陸していない高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の監視強化策の一環として実施されているサンプル採取で感染が判明。1次検査で、ウイルスがH5N1型である可能性が示された。
 しかしハクチョウに病気の症状がなく、北米では過去に弱毒のH5N1型ウイルスが野鳥から検出された例があることから、アジアなどで猛威を振るうH5N1型とは別物だと同省はみている。
 同省は今回、内務省、厚生省の当局者とともに緊急記者会見を開催。「騒ぎ過ぎ」との反応が出ることを意識したのか、当局者の1人は「円滑で効果的な連携が可能だと示すことができた。もっと懸念すべき事態が起きてもきっとうまくいくだろう」と話していた。(共同)

感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/