南丹市 選挙 無効

京都府中部の園部町八木町、日吉町、美山町、2006年1月1日に4町合併して、南丹市

当選無効申し立て
南丹市長選で旧園部町長ら
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006030100049&genre=A2&area=K40
 2月19日に投開票され、17票差で当選が決まった京都府南丹市長選について、野中一二三旧園部町長ら4人が28日、南丹市選挙管理委員会(東野武夫委員長)に公選法に基づき、中川圭一市長の当選無効を求める異議申し立てをした。

 申し立ては、次点の候補を支持した野中氏と仲村脩旧日吉町長、岸上吉治旧八木町長、箱田博治旧美山町助役が連名で行った。それによると、▽得票差の17票の集計と、500票を超えた無効票の判断に瑕疵(かし)が無かったか▽開票が旧町ごとに行われ、1カ所での開票に比べ差異が生じた▽中川市長の元後援会長が逮捕され、選挙結果に重大な影響を及ぼした−として中川市長の当選無効を求めている。

 これに対し、同市選管の東野委員長は「慎重に協議した上で回答する」とし、30日以内に答えることにしている。また中川市長は「選挙は公平公正に行われたと信じている。特段、申し上げることはない」としている。
 野中氏らは、申し立てとは別に同日、中川市長あてに「道義的責任を認めて辞職し、再選を目指すことが重要」とする申し入れ書を郵送した。

元後援会長を逮捕
南丹市長選・中川氏陣営 府警 十数人接待疑い
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006022400132&genre=C1&area=K40
 京都府南丹市長選(19日投開票)で有権者を接待し投票を依頼したとして、京都府警捜査二課と園部、京北両署などは24日、公職選挙法違反(事前運動禁止、買収)の疑いで、初当選した中川圭一市長(63)の元後援会長で、社会福祉法人「京丹波福祉会」理事長奥村翺昭容疑者(70)=南丹市園部町上木崎町=を逮捕した。
 調べでは、奥村容疑者は中川氏の後援会長だった昨年8月上旬、亀岡市の料理旅館で、南丹市に合併予定だった旧町の有権者男女十数人を集めて、中川氏への投票や票のとりまとめをしてもらう趣旨で、約1万円相当の接待をした疑い。奥村容疑者は容疑をおおむね認めているという。
 中川氏は、京都新聞の取材に対して、一時的に接待の席に出た、と話している。
 関係者によると、奥村容疑者は昨年3−10月、中川氏の後援会長を務めた。また市長選では、選挙母体組織の園部支部副会長として旧園部町での選挙運動を実質的に取り仕切っていたという。
 同市長選は旧園部町など4町合併に伴い12日に告示。中川泰宏衆院議員や旧町議長らの支援を受けた旧園部町議会議長の中川氏と、野中広務自民党幹事長や旧4町長が推す旧園部町収入役の佐々木稔納氏(51)が激しく競り合い、17票差で中川氏が当選した。
 公選法では、政党や後援会の幹部が買収など悪質な選挙違反で禁固以上の刑を受ければ、候補者に連座制が適用され、当選が無効になる場合がある。

NHKラジオによると、19人接待らしい。
 
 
K.N.T. 2006年2月21日、南丹市長、17票差
http://d.hatena.ne.jp/knt68/20060221/p3