イラク戦争内戦続く

日本は、石油の85%を中東に依存している
http://www.enecho.meti.go.jp/energy/japan/japan02.htm

2006年03月20日 11:47米国東部時間
イラク戦争きょう3年 前首相「すでに内戦」
http://www.usfl.com/Daily/News/06/03/0320_008.asp?id=47694
 大量破壊兵器開発疑惑などを理由に米国主導で行われたイラク戦争の開戦から20日で3年がたつ。イラクでは旧フセイン政権に代わる正式な新政府の樹立が難航、宗派や民族の対立も深まっている。
 イラク暫定政府のアラウィ前首相は19日放映された英BBC放送との会見で「われわれは内戦下にある」と明言し、現在のイラクが治安の安定から程遠い状況であることを認めた。
 イスラムシーア派の重要な宗教行事「アルバイン」が20日に最高潮を迎える聖地カルバラでは19日、大きな爆発音が響いた。死傷者の有無など詳細は不明。
 カルバラには各地からシーア派教徒が集結。約200万人の信徒が集まると予想されており、宗派対立をあおろうとするイスラム過激派のテロに備え、治安当局は警官約1万人を配置して厳戒態勢を敷いた。
 昨年12月の選挙から約3カ月後の今月16日、初めての本格的な議会となる連邦議会が初招集された。しかし第一党となったシーア派の「統一イラク同盟(UIA)」の首相候補をめぐる対立などからクルド人スンニ派勢力との連立政権協議は進展しておらず、新政府発足のめどは立っていない。(共同)

イラク撤退「将来の大統領の課題」 ブッシュ大統領
http://www.sankei.co.jp/news/060322/kok034.htm
 【ワシントン=有元隆志】ブッシュ米大統領は21日、ホワイトハウスで記者会見し、イラク駐留米軍の完全撤退の時期について言及し、「将来の大統領とイラク政府が決めることだ」と述べ、2009年1月までの自らの任期中は、米軍のイラク駐留を継続するとの考えを明らかにした。
 ブッシュ大統領が、自身の大統領任期中の米軍のイラク駐留継続を表明するのは初めて。
 ブッシュ政権は治安維持任務の権限を徐々にイラク側に委譲し、現在約13万人の米軍の規模を段階的に削減する方針だが、この日のブッシュ大統領の発言によって、米政府が09年までは、イラク軍に権限を全面移譲することは不可能と考えていることを明らかにしたものといえる。大統領は「米軍の規模は現地司令官の判断で決まる」とあらためて指摘した上で、自らの任期中には完全撤退には至らないとの考えを明らかにしている。
 一方、開戦から4年目に入ったイラク情勢については、テロ活動が収束する兆しがないことを認め、「より激しい戦闘が続く」との認識を示した。ただ、イラクが内戦状態に陥ったとの見方は否定し、イラクの自由と治安が「進展しつつある」と述べ、米国によるイラクの関与政策の継続を訴えた。(03/22 09:26)