東アフリカ・エチオピア洪水被害拡大

死者・不明900人超に エチオピアで洪水被害拡大
 【ナイロビ17日共同】東アフリカ・エチオピアの各地で豪雨が続き、8月上旬以降、川の堤防が決壊して洪水が相次ぎ、AP通信などによると、少なくとも626人が死亡、行方不明者も約300人に上った。水浸しになった地域には推定6000−1万人が取り残されており、同国政府は軍部隊も出動させて救助活動を続けている。
 地元の警察幹部は、死者が1000人に達する可能性も指摘。不衛生な水を避難住民らが飲用せざるを得ない状況からコレラなどの大発生を懸念し「救助活動が遅れれば、犠牲者の数は大幅に増える恐れがある」と警告している。
8月17日17時45分

エチオピア>全土で豪雨による洪水発生 死者870人

 【ヨハネスブルク白戸圭一】東アフリカ・エチオピアで今月に入って豪雨による洪水が全土で発生し、16日までの死者は870人に達した。政府は同日、各地で水力発電用のダムが決壊する危険があるとの声明を発表し、国際社会に救援を要請した。
 ロイター通信によると、エチオピア南部を流れるオモ川の堤防が各地で決壊し、16日だけで170人が遺体で見つかった。首都アディスアベバの東約500キロのディレダワでも約500人が死亡、北部のティグレ川の堤防も決壊寸前となっている。救援活動が進んでいない地域も多数あり、犠牲者が最終的に数千人に達する可能性もある。
毎日新聞) - 8月17日18時3分